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ノスタルジックに再現された街に1950~70年代を中心とした世界のヒストリックカーを展示しています。街角に映し出される映画やCMのなかのクルマにも注目!!
50~70年代、クルマの黄金時代をつくった名車の数々のうち20~25台を街並にとけ込むように展示しています。また1階のレストアピットではマエストロ(匠)による名車のレストア(復元)作業をご覧いただけます。散歩しながら見るもよし、カフェでくつろぎながら名車のある風景にひたるもよし、ゆったりと流れる時間をお楽しみください。
※入替やメンテナンスのため、ご覧いただけない場合がございます。
日本 1961年式
トヨペット コロナ RT20型
Toyopet Corona Model RT20
日本/トヨタ自動車/1961年式
1960年にモデルチェンジして登場した2代目コロナ。初代コロナ(ST10型)の丸いボディとは対照的な、伸びやかで端正なヨーロッパ調デザインが特徴。展示車はエンジン排気量を1Lから1.5Lに拡大したモデルで、当初指摘された悪路での耐久性の問題も改善されていた。
日本 1963年式
トヨペット クラウン RS41
Toyopet Crown RS41
日本/トヨタ自動車/1963年式
初代のRS型クラウンで日本の高級車市場を開拓したトヨタが、1962年に発表したのが2代目クラウン。4灯式のヘッドライトやスマートなスタイルは、それまでの古くさいアメリカ車のものまねから脱皮した日本独自の洗練されたデザインとして高く評価された。高速走行性能も大きく改善され、最高速度は当時トップクラスの時速140キロを誇った。
日本 1965年式
パブリカコンバーチブルUP10S
Publica Convertible Model UP10S
日本/トヨタ自動車/1965年式
パブリカは、60年代にトヨタの最もベーシックなモデルとして誕生。その名の通り当時、通産省が打ち出した国民車構想に従って開発されたパブリックカー、つまり日本国民の誰でもが買えるクルマを目指したものである。名前は100万通を超える一般公募で決定した。コンバーチブルモデルは、パブリカをベースに作られたオープンスポーツモデル
日本 1966年式
トヨペット コロナ RT50型
Toyopet Corona Model RT50
日本/トヨタ自動車/1966年式
「アローライン」と呼ばれた直線基調のスタイルと、優れた高速耐久性で大ヒットした3代目コロナ。そのシリーズに追加設定された、日本車初のハードトップモデル。 センターピラーの無い開放的で伸びやかなスタイルが忽ち大人気となり、スポーティなパーソナルカーブームの先駆けとなった。
日本 1967年式
トヨタ 1600GT RT55
Toyota 1600GT RT55
日本/トヨタ自動車/1967年式
コロナハードトップ1600Sをベースにレース用に企画され、各地のサーキットにその姿を現した。当時まだ珍しかったDOHCの4気筒エンジンを搭載し、5速トランスミッションは2000GTと同じものを使用した。2000GTの弟分というべき本格的な高性能ツーリングカー。生産は約1年と短いため絶対量が少ない幻のクルマ。
日本 1965年式
トヨタ スポーツ 800 UP15型
Toyota Sports 800 Model UP15
日本/トヨタ自動車/1965年式
「ヨタハチ」の愛称で知られ、1962年の第9回東京モーターショーに参考出品されたプロトタイプ、パブリカスポーツを市販用にしたモデルである。軽くてスマートなボディは、45馬力のエンジンでも最高速155キロが可能。ルーフも取り外しが可能なディタッチャブルトップが採用され、天気の良い日にはオープンエアモータリングが楽しめた。
日本 1965年式
トヨタ スポーツ800 UP15型 浮谷東次郎レース車
Toyota Sports 800 Model UP15 Tojiro Ukiya racing car
日本/トヨタ自動車/1965年式
1965年7月、船橋サーキットで行われた「全日本自動車クラブ選手権レース大会」(通称:CCCレース)のGT-Ⅰクラスで優勝した浮谷東次郎選手車(レプリカ)。レース序盤の接触事故により大きく遅れた浮谷選手が驚異的な走りで大逆転優勝を飾った同レースは、伝説のレースとして今も語り継がれている。
日本 1969年式
トヨタ 2000GT MF12L
Toyota 2000GT Model MF12L
日本/トヨタ自動車/1969年式(輸出仕様)
わずか337台しか生産されなかったトヨタ2000GT。その美しいスタイルが人気を呼び、007シリーズ「007は二度死ぬ」の主役ジェームス・ボンドの愛車ボンドカーとして登場、世界的に有名なクルマとなった。高性能なエンジンと優れた空力特性で、最高時速は220キロも出たといわれている。性能面でも世界トップクラスのスポーツカーであった。
日本 1967年式
トヨペット コロナ RT40型
Toyopet Corona Model RT40
日本/トヨタ自動車/1967年式
1964年に登場した3代目コロナ。開通したばかりの名神高速道路を使った連続高速走行試験を公開し、高速性能と耐久性を実証。ベストセラーを記録した国内のみならず海外での評価も高く、世界に通用する日本製乗用車の代表的な1台であった。
日本 1969年式
トヨペット クラウン MS51
TOYOPET Crown MODEL MS51
日本/トヨタ自動車/1969年式
イメージキャラクターの「山村 聡」と「白いクラウン」のキャッチコピーで有名な3代目クラウン。その3代目クラウンがハイオーナーカー志向に応えるため、5人がゆったりと座れる新しいタイプの乗用車として追加したのが、この2ドアモデル「クラウンハードトップSL」である。
日本 1970年式
トヨタ カリーナ TA12
Toyota Carina Model TA12
日本/トヨタ自動車/1970年式
カローラとコロナの中間に位置する小型スポーティセダンとしてデビューしたのが初代カリーナ。セリカと共通のメカニズムも多く採用され、エンジンは新開発の1400ccと1600ccの2種類がラインナップされた。発表の翌年にはDOHC115馬力の高性能エンジンを積んだ1600GTが追加、スポーティ指向の若いドライバーの人気を呼んだ。
日本 1973年式
トヨタ スプリンタートレノ TE27
Toyota Sprinter Trueno TE27
日本/トヨタ自動車/1973年式
セリカと同じ1600ccのDOHCエンジンを搭載して登場。セリカより100キロ軽いトレノの最高速は190キロ、ゼロヨンは16.3秒と当時のひとクラス上のスポーツカーにも引けを取らない高性能を発揮し、加速性能ではセリカを上回っていた。外観上の特徴はオーバーフェンダーで、競技用の太いタイヤを履くことが最初から考えられていた。
日本 1974年式
トヨタ セリカ LB 1600GT TA27
Toyota Celica LB 1600GT TA27
日本/トヨタ自動車/1974年式
スペシャリティカー(純粋なスポーツカーではないが、スポーティな運転が楽しめるクーペタイプのクルマ)という新しいジャンルを日本のマーケットに作り出したのが、初代セリカである。幅広いオプションパーツを用意し、ユーザーが自分だけのセリカを作ることが出来る「フルチョイス・システム」が大きな特徴だった
日本 1981年式
トヨタ ソアラ 初代 2800GT MZ11
Toyota Soarer 2800GT MZ11
日本/トヨタ自動車/1981年式
80年代の高性能車ブームの火付け役が初代ソアラ。BMWやベンツSL系と肩を並べられる、操縦性や安定性に対する高速性能を持つクルマとして仕上げられ、クーペスタイルでありながら明るいキャビンや伸びやかなウェストラインが新鮮な魅力となり、爆発的な人気を博した。液晶デジタルメーターはその後の流行を先取りしたアイテムだった。
日本 1983年式
トヨタ カローラレビン GTV (AE86)
TOYOTA Corolla Levin GTV (AE86)
日本/トヨタ自動車/1983年式
「AE86」は1972年3月に初代「カローラレビン」の「TE27」が世に出てから約10年後の1983年にデビュー。FRの駆動方式と1トンを切り軽い車体がもたらす「クルマを操る楽しみ」に加え吹け上がりに定評がある「16バルブDOHC 1.6リッター(4A-GEU型)エンジン」豊富なアフターマーケットパーツなどで20年以上の歳月を経た今なおその人気は根強く、人気コミック「頭文字(イニシャル)D」や「D1グランプリ」の活躍でファンを魅了している。
日本 1962年式
ホンダ スーパーカブ CA100型 輸出仕様
Honda Super Cub Model CA100 Export Specification
日本/本田技研工業/1962年式
1958年の発売以来、基本構造やスタイルをそのままに現在も生産が続けられている小型オートバイ。早くから輸出も行われ、延べ160ヵ国で販売された。現在は世界15か国で生産され、2017年に生産累計1億台を超えた世界で最も生産台数の多い輸送用機器である。
日本 1966年式
ホンダ S800 AS800
Honda S800 AS800
日本/本田技研工業/1966年式
ホンダが初めて生産した四輪車のひとつがSシリーズと呼ばれるミニスポーツカー。排気量は初期の500cc、続いて600cc、そして最終型の800ccとなり、トヨタの「ヨタハチ」とともにホンダの「エスハチ」として知られていた。初期モデルのリアアクスルにチェーン駆動が採用されていたのも、いかにもオートバイメーカーでもあるホンダらしいアイデアだった。
日本 1970年式
日産 ブルーバード 1600SSS P510
Nissan Bluebird 1600SSS P510
日本/日産自動車/1970年式
トヨタ コロナの最大のライバル、ダットサン ブルーバード。3代目の510型は、デザインを一新してデビューした。ボディはスーパーソニックラインと呼ばれる鋭角的な直線をモチーフにデザインされ、三角窓も廃止されたすっきりとしたスタイル。乗り心地の優れた四輪独立懸架方式のサスペンションも採用された。
日本 1970年式
日産 スカイライン 2000GT-R KPGC10
Nissan Skyline 2000GT-R KPGC10
日本/日産自動車/1970年式
羊の皮をかぶった狼、それがスカイライン2000GT-R。コーナリング性能を高めるために、スカイライン・シリーズ初のハードトップモデルとして作られた。「箱スカ」の愛称で親しまれたGT-Rは自動車少年たちの憧れであり、多くの現役トップドライバーがGT-Rのカッコよさに惹かれてレースの道に入ったのである。
日本 1971年式
日産 フェアレディZ 432 PS30
Nissan Fairlady Z 432 PS30
日本/日産自動車/1971年式
1969年にデビューしたスタイリッシュな2シータースポーツクーペ、フェアレディZシリーズ。エンジンは、レーシングカーR380のS20型2リッター DOHCをディチューンして搭載。最高速度は210キロ。この初代フェアレディZシリーズは、ダットサン240Zの名前で輸出され、特にアメリカで非常に高い人気を獲得した。
日本 1962年式
マツダ キャロル KPDA型
Mazda Carol Model KPDA
日本/マツダ/1962年式
キャロルは発売時、軽自動車初の4気筒エンジン搭載モデルとして話題を集めた。搭載するエンジンは、当時世界最小の水冷・4気筒エンジンでもあった。「クリフカット」と呼ばれる特徴的なルーフ形状は、見た目の斬新さのみならず大人4人分の室内スペース確保に有効なデザインだった。
日本 1971年式
マツダ コスモスポーツ L10B
Mazda Cosmo Sport L10B
日本/東洋工業(現マツダ)/1971年式
ドイツのNSUとの技術提携で生まれたロータリーエンジンを搭載したマツダ初の本格スポーツカー。コンパクトながら高い出力を得ることが出来るロータリーエンジンは、重量バランスが重視されるスポーツカーには理想的なエンジンだった。コスモスポーツはやがてRX-7へと発展し、現在でも多くのロータリーエンジンファンに愛されている。
日本 1971年式
いすゞ 117 クーペ PA90
Isuzu 117 Coupe PA90
日本/いすゞ自動車/1971年式
美しいスタイリングでファンを魅了した高級ツーリングカー、いすゞ117クーペ。デザインを担当したのは、当時カロッツエリア・ギア社の若手有望デザイナーであったジョルジオ・ジウジアーロ。木目仕上げのインストルメントパネルをはじめとした内装も高級感にあふれ、その性能とあいまって上級オーナーやマニアに受け入れられた。
日本 1960年式
ダットサン 1000トラック G222型
DATSUN 1000 Truck Model G222
日本/日産自動車/1960年式
苛酷な長距離耐久ラリー、1958年のオーストラリア・ラリーでクラス優勝の快挙を果たしたダットサン210型セダンをベースにして作られた小型トラック。エンジンはC型と呼ばれる1000cc 34馬力OHVエンジンが搭載されていた。耐久性をアピールするため、カタログのコピーも1958年のオーストラリア・ラリーでの活躍が引用されていた。
日本 1963年式
ダイハツ ミゼット MP5型
Daihatsu Midget Model MP5
日本/ダイハツ工業/1963年式
車体が小さいことからミゼット(小さな自動車)と名付られ、1957年に誕生した軽三輪トラック。それまで自転車やオートバイで荷物を運んでいた町の商店などで便利に使用された。発売当初はオートバイのようなバー(棒)ハンドルで、運転席には簡単な幌を備えるだけだったが、その後、丸ハンドルとドア付きキャビンを備えた後期型に進化。
日本 1966年式
スバル360 K111型
subaru 360 Model K111
日本/スバル/1966年式
1958年に発売したスバル360は、優れたパッケージングで大人4人分の居住空間を確保し、実用的な走行性能を備えた初の本格的軽自動車。丸く愛嬌のあるスタイルから「てんとう虫」の愛称で親しまれたボディやユニークなサスペンションなど、各所に元飛行機メーカーの技術が活かされている。
アメリカ 1959年式
キャデラック シリーズ 62
Cadillac Series 62
アメリカ/GM/1959年式
キャデラックとは、18世紀にデトロイトの町を開拓した人物の名前。その栄光の名前を持ったクルマは、1902年の創業当時から高い品質がセールスポイントだった。1959年モデルは、50年代のアメリカの高級デザインの典型と言われ、当時の豪華志向、未来志向が凝縮されている。パワーウィンドウが音もなく開閉できるなどクオリティの高さも賞賛された。
アメリカ 1959年式
GM シボレーインパラ
GM Chevrolet Impala
アメリカ/GM/1959年式
飛行機のコックピットのような計器盤、リヤドアに付けられたミサイルのようなオーナメント、戦闘機を思わせるフロントウィンドウ。こうした近未来的なデザインは当時、NASA(アメリカ航空宇宙局)が開始した宇宙探査への関心の高さが大きな影響を与えているといわれている。1960年に年間50万台近い売り上げを記録した不朽のベストセラー。
アメリカ 1963年式
GM シボレーコルベットスティングレイ
GM Chevrolet Corvette Stingray
アメリカ/GM/1963年式
アメリカのスポーツカーデザインの輝かしい1ページを飾るクルマ。そのデザインは当時、世界的にも最も前衛的なスタイルといわれたほど。ボディに使われている素材も初代モデルから引き継がれたグラスファイバー製と、アメリカの量産車としてはユニークなものだった。このため、「プラスチック・ファンタスティック」と呼ばれたのである。
アメリカ 1964年式
フォード マスタング コンバーチブル
Ford Mustang Convertible
アメリカ/フォード/1964年式
当時のフォード副社長リー・アイアコッカによって産み出された、若者でも買える比較的値段の安いスポーティなクルマ。多くの若者たちに瞬く間に普及し、 60年代を通じて毎年50万台以上が販売される驚異的な記録も残した。初期のモデルは2700ccから始まり、7000cc/375馬力というモンスターエンジンを搭載したモデルも作られた。
アメリカ 1981年式
デロリアン DMC-12
De Lorean DMC-12
アメリカ/デロリアン/1981年式
映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」に登場するタイムマシンとして有名。GM副社長だったジョン・ザッカリー・デロリアンが企画し、シャーシはロータスが、スタイリングはジウジアーロが担当。特徴であるガルウィングドアとステンレス製ボディが大きな話題となったが、ドアが事故の時に開かなくなるという噂が流れ、1年で姿を消してしまった。
イタリア 1962年式
フィアット 500D
Fiat 500D
イタリア/フィアット/1962年式
イギリスのミニよりさらに7.6センチ短いボディに、大人4人が乗るスペースを確保したクルマ。しかもミニよりデビューは2年も早い。イタリアでは他の 500ccのクルマと区別するため、ヌオーヴァ・チンクエチェント(新しい500)という名前が付けられ、爆発的な人気を博した。1957年から18年間でおよそ300万台が生産された。
イタリア 1966年式
アルファロメオ 1600
スパイダー・デュエット
Alfa Romeo 1600 Spider Duet
イタリア/アルファロメオ/1966年式
ピニンファリーナがデザイン・生産を担当する1600Spiderは、Giulia系のコンポーネンツを使用した2シータースポーツ。個性的なイカの骨スタイルのテールや凸面状としたサイドの意匠などは、Alfaの歴代オープントップ・Spiderを代表する存在たらしめている。デュエットからスタートしたSpiderは、延べ26年間も生産された。また、マイク・ニコルズ監督/ダスティン・ホフマン主演の映画「卒業」に出演したことから、アメリカを含む世界中にその名を知られることになった。
イタリア 1973年式
ディーノ 246 GTS
Dino 246 GTS
イタリア/フェラーリ/1973年式
ピニンファリーナがデザインした流麗なボディを纏い、1969年に誕生したミッドシップ・スポーツ。豊かな抑揚を持つスタイルは、歴史上最も美しい自動車の1台と言われている。12気筒以外はフェラーリと呼ばない当時の流儀に従い、フェラーリとは名乗らず、フェラーリの創業者エンツォ・フェラーリの愛息アルフレードの愛称「ディーノ」を車名とした。
ドイツ 1954年式
メッサーシュミット
Messer Schmitt
ドイツ/メッサーシュミット/1954年式
第二次世界大戦中、数多くの戦闘機や爆撃機を製造したドイツの有名な飛行機メーカー、メッサーシュミット社が、1953年から約10年間生産したユニークなキャビンスクーター。三輪でタンデム二人乗り、200ccに満たないエンジンながら最高速は95キロも出たという。バックギアが付いておらず、エンジンを逆回転させて後退する。
ドイツ 1954年式
ポルシェ 356
Porsche 356
ドイツ/ポルシェ/1954年式
356とは、ポルシェ・デザイン・オフィスにおける「356番目のプロジェクト」を意味する。父のフェルディナンド・ポルシェ博士が設計したフォルクスワーゲンを基に、息子のフェリー・ポルシェが作ったスポーツカーで、1948年に登場。空冷エンジンをリアに積んだエアロダイナミックボディは、当時としては、ずば抜けた操縦安定性で話題となった。
ドイツ 1957年式
フォルクスワーゲン ビートル タイプⅠ
Volkswagen Beetle TypeⅠ
ドイツ/フォルクスワーゲン/1957年式
F・ポルシェ博士が、ドイツの国民車として設計した小型乗用車。空冷の水平対向エンジンを車体後部に搭載して後輪を駆動するユニークな構造は、生産終了まで変わらなかった。第二次世界大戦後に本格的な生産が始まり、ドイツ国内のみならず、「ビートル」(かぶと虫)の愛称で世界中の人々に愛された。
ドイツ 1960年式
BMW イセッタ
BMW Isetta
ドイツ/BMW/1960年式
第二次世界大戦で工場などの多くを失い倒産寸前の状態にあったドイツのBMWが、イタリアのイソ社とライセンス生産契約を結び、独自の改良を加えて販売。ドアはフロントの一枚だけの二人乗りで、三輪と四輪のモデルが製作された。ガラス部分が大きく、シャボン玉に似た丸いカタチから「バブルカー」の愛称で親しまれたユニークなクルマ。
ドイツ 1971年式
メルセデスベンツ 280 SL
Mercedes-Benz 280 SL
ドイツ/ダイムラーベンツ/1971年式
50年代を代表するスポーツカー、300SLを生み出したメルセデス ベンツから、より多くの人が楽しめるように設計されたシリーズのひとつ。脱着式ハードトップのカタチを特徴とし、正面から見ると仏教寺院の屋根のように真ん中が低くなっているため、「パゴダ・ルーフ」と呼ばれた。端正で美しいデザインは、60年代の高級ヨーロピアンスポーツを代表する一台である。
イギリス 1945年式
MG TC
MG TC
イギリス/MG/1945年式
1945年に戦前のTBとほぼ同じ型で発売された戦後のMG最初のモデル。1949年までに約1万台が生産され、ヨーロッパに進駐したアメリカ兵によって多くがアメリカへ持ち帰られアメリカでのMGの名を一気に高めたと言われている。わずか1250ccという小排気量ながら、小さな車体、軽い車重、短いホイールベースなどにより軽快な操縦性を示すスポーツカー。
イギリス 1967年式
ジャガー Eタイプ ロードスター
Jaguar E-Type Roadster
イギリス/ジャガー/1967年式
イギリスの60年代を代表する美しいスポーツカーであり、50年代にルマン24時間レースで活躍したレーシングジャガーDタイプの血を引くモデル。最高速度235キロは当時のトップクラス、しかも値段は一番安いフェラーリの1/3で買えるというコストパフォーマンスにも優れ、アメリカで爆発的な人気を獲得した。総生産台数は約7万2千台
イギリス 1971年式
ヴァンデン プラ プリンセス1300
Vanden Plas Princess 1300
イギリス/ヴァンデン プラ/1971年式
普段はロールスロイスなどに乗る人が、混雑するロンドン市内で足代わりに使うために小型高級車として開発されたのが、ヴァンデン プラ プリンセス。内装に本革やウォールナットを惜しげもなく使用し、ハイドロラスティックと呼ばれるサスペンション方式採用による非常にフラットな乗り心地も、上流階級の人々に愛された理由である。
イギリス 1972年式
ロータス エラン S4
Lotus Elan S4
イギリス/ロータス/1972年式
ロータス エランの最大の特徴は、スポーツカーとして最も大切な優れたハンドリングの性能。ボディをグラスファイバー製にして、重量を軽く仕上げることで高性能を実現した。そのため1600ccながら最高速度は185キロを誇る。コンパクトな外観に似合わずラゲージスペースも充分にあるため、ツーリングカーとしても高い人気を得た。
フランス 1953年式
シトロエン トラクシオンアバン 11B
Citroen Traction Avant 11B
フランス/シトロエン/1953年式
シトロエン7Aの上級バージョンとして1937年に発表され、世界で初めて大量生産された前輪駆動車だったことから、トラクシオン・アバン(フランス語で前輪駆動の意味)の愛称で親しまれた11B。第二次世界大戦で一時生産を停止した時期もあったが、フランス以外でもヨーロッパ5カ国の工場で作られ、23 年間にわたり75万台が生産された。
フランス 1988年式
シトロエン 2CV6 スペシャル
Citroen 2CV6 Special
フランス/シトロエン/1988年式
籠一杯のタマゴを割らずに荒れた農道を走れる優れた乗り心地、山高帽をかぶったままでも乗れる広い室内。この2つの条件を付けて当時のシトロエン副社長、ブーランジェは2CVの設計を始めた。1990年に最後の2CVが出荷されるまでの42年間、基本的なスタイルを変えることなく、およそ390万台が作られるという大変に寿命の長いクルマとしても有名。
フランス 1988年式
ルノー 4L GTL
Renault 4L GTL
フランス/ルノー/1988式
フランスの自動車メーカー、ルノーがシトロエン2CVに対抗して開発した、経済性と実用性を徹底的に追及したモデル。決してスピードは出ないが、大量の荷物を積んでも確実に目的地に到着することから、「フランスのロバ」という愛称も持っていた。現在のワゴン型ボディを持った乗用車のルーツでもある。